洗車をきちんとしているのに綺麗にならない理由。コーティングで洗車はどう変わるか
こんにちは、Carglanz(カーグランツ)です😊
洗車のやり方って、誰かにちゃんと教わったことがある方は、あまりいないと思うんです。
カー用品店でクロスを買い、なんとなく自己流で洗っている。実際はほとんどの方がそうですし、それがごく自然なことだと思います。
ただ、洗い終えたあとに見る角度を変えたり、光の加減が変わったりしたとき、うっすらと細かいキズが気になった経験はないでしょうか。これがいわゆる「洗車キズ」です。
コーティングのご相談で初めてお車を拝見する際、こまめに洗車されているお車ほど、この洗車キズがボディ全体に入っているケースをよく目にします。ご本人は気づいていらっしゃらないことがほとんどです。
ボディ全体に細かい傷が入ると光が乱反射し、艶や輝きが曇って見えてしまいます。せっかく洗車したのに、どこかスッキリしない。そのもやもやの正体が、実は汚れではなく細かい傷だったというケースは珍しくありません。
洗い方が雑だったわけではありません。教わる機会がなかっただけなんですよね。
今回は、ちゃんと手入れをしているのになぜか綺麗にならない理由と、コーティングによって日々の洗車がどう変わるのか。そして施工したあと、どうやって綺麗を保っていくのかを、順を追ってお話ししていきます。
「洗わない」と「洗いすぎ」、悪くなる理由はふたつある
洗車がきっかけでお車の状態を悪くしてしまうパターンは、大きくふたつに分かれます。
ひとつは、洗わないこと。汚れが層になって固着し、シミに変わってしまいます。
もうひとつは、かえって洗いすぎてしまうこと。こちらの理由は、少し意外に感じられるかもしれません。
冒頭でお話しした洗車キズは、こちら側で起きています。
「ちゃんと手入れしているのに綺麗にならない」と感じている方は、たいてい後者のケースに当てはまります。
洗車キズは、どこで入るのか
私たちが拝見している中で、もっともキズが入りやすいのは「拭き上げのとき」です。
水分を吸い取るクロスの繊維が粗かったり、拭き取る手に余計な力が入ってしまっていたり。
正しい拭き方を教わる機会がないため、力加減までどうしても自己流になってしまいがちです。
拭き上げに、手触りがざらついた粗く硬いタオルを使ってしまっている方もよく見かけます。洗車場に備え付けられているタオルにも、そうした硬い素材のものが少なくありません。
拭き上げの次にキズがつきやすいのが、「洗う工程」そのものです。
水でホコリや砂を洗い流す前にスポンジを当ててしまったり、スポンジに砂粒を噛み込んだまま引きずってしまったり。
洗っている最中は気づかなくても、晴れた日の日差しに照らされたとき、うっすらと線が浮かび上がってきます。
傷以外にも、こんな跡が残ります
キズそのものではなくても、洗車が引き金となってボディに残ってしまう跡もあります。
- 拭き残しの跡:グリルの細部やパーツの隙間に残った水分がそのまま乾き、ウォータースポットになります
- 洗車機の届かない場所:ブラシが隅々まで届かないため、端のほうに汚れが溜まっていきます。白いお車だと黒ずみとして目立ちます
- シャンプーの焼き付き:洗車の途中でシャンプーが乾いてしまい、シミのように残ることがあります。日差しの強い日や、乾きやすい場所で起こりやすいです
- 撥水剤の焼き付き:洗車のついでに施工する撥水剤が焼き付いて、ギラつくこともあります
どれも「良かれと思って洗った」こと自体が原因になっているのが、少しやりきれないところです。
ちなみに、私たちのお店にいらっしゃるお客様の多くは、屋根のない青空駐車場にお車を停めていらっしゃいます。
そのため今回のお話も、屋外保管を前提に進めています。カーポートなどの屋根があれば直射日光や雨の当たり方が緩和されるため、汚れの付き方や乾き方も多少変わってきます。
「洗車機に入れてもいいですか」
コーティングのご相談をお受けする中で、もっとも頻繁にいただく質問がこちらです。
正直にお答えすると、積極的にはおすすめしていません。
かといって、「使わないでください」と一律に言うわけでもありません。
汚れたまま放置すれば、汚れが層になって固着してしまうからです。洗車機では狙ったところまで洗い切れなくても、洗わないよりは良い。
そのため「私たちはこうしたほうがいいと思います」というお話はしたうえで、最終的なご判断はご本人にお任せしています。
洗車という作業そのものを楽しむことと、車を綺麗に保ち続けることは、別の話だからです。
ご自身の手でじっくり洗いたい方もいれば、忙しくて洗う時間が取れない方もいらっしゃいます。そこにどちらが正しいという優劣はありません。
洗う時間が取れないのであれば、そのぶんをメンテナンスで補うという選び方もあります。その中身は、後ほどお話しします。
コーティングをすると、洗車はどう変わるか
施工後にご自身で洗車されているお客様からは、よくこんなお声をいただきます。
「洗車がしやすくなった」
「汚れがすごく落ちやすい」
「洗剤のノリというか、滑りが違う」
「油膜感がなくて、べたっとしない」
「ぬるっとした感触があって、コーティングされている感じがちゃんとある」
コーティングの被膜は、汚れが塗装面に直接固着するのを防いでくれます。
汚れは被膜の表面に乗っているだけの状態になるため、水をかけて流すだけで落ちる汚れがぐっと増えます。
力任せにこすらなくても落ちるということは、ボディをこする摩擦の回数そのものを減らせることを意味します。
つまりコーティングをすると、洗車が「楽になる」だけでなく、「傷が入りにくい洗い方」に自然と近づくんですね。
もちろん、コーティングを施したからといって、洗車機に入れても洗車キズが一切つかない、というわけではありません。
それでも、洗車が原因で状態を悪くしてしまうリスクは、かなり抑えられると考えています。
施工後、必ずお伝えしているふたつのこと
私たちのお店でコーティングをされたお客様には、お引き渡しの前に必ずお伝えしていることがあります。
ひとつは、市販の撥水剤やワックスをコーティングの上から塗らないこと。
せっかくのコーティングの上に、別の被膜を重ねてしまうことになるからです。成分の相性によっては、コーティングそのものを傷めてしまうこともあります。
もうひとつは、水道水をかけたまま放置して乾かさないこと。
水道水にはミネラル分が含まれているため、そのまま乾くと跡になります。水で洗ったら、拭き上げまでがワンセットです。
このふたつはいずれも、コーティングの性能とは関係のないところで起こるトラブルです。
私たちからすれば当たり前のことですが、意外なほど知られていません。
だからこそ、施工のときに必ずご説明するようにしています。
メンテナンスとは、何をしているのか
ここからは、コーティングを施したあとの維持管理についてのお話です。
私たちのメンテナンスメニューは、「レギュラーメンテナンス」と「ポリッシュメンテナンス」の2種類です。
そこに、トップコートの補充や窓ガラスのコーティングなどを、オプションとしてお選びいただけます。
公式サイトにはプラン名と料金しか記載していないため、その具体的な作業内容をここで少しご紹介させてください。
ひとことで表すなら、専門店がおこなう、より専門的な洗車です。
一般的な洗車では、シャンプーの泡で落ちる表面の汚れを落とします。
メンテナンスでは、シャンプーでは落ちない固着した汚れの層を、別の液剤で処理して落としていきます。
ホイールの隙間やドアの内側、パーツの継ぎ目まで、筆のような道具を使って細かいところまで手を入れていきます。
こうして汚れを落としたうえで、必要に応じて、コーティングの表面を補うためのコーティング剤を入れます。ただしこれはすべてのメニューでおこなうわけではなく、お車の状態や選ばれたメニューによって判断しています。
「ポリッシュメンテナンス」は、表面に形として残ってしまったシミを、ごく薄く磨いて取り除くメニューです。
コーティングの被膜そのものを削り落とすような研磨ではありません。しっかり磨くのであれば、それはもう「再施工」の領域です。
さらに、メンテナンスにはもうひとつ見逃せない大切な役割があります。
点検です。
現在の被膜がどのような状態にあるのか、気になる傷みはないか、今後どんなケアを意識すべきか。
作業のあと、お引き渡しの際に、お車の状態をきちんとお伝えするようにしています。
新車を購入されても、どこも壊れていないうちから点検には出しますよね。コーティングのメンテナンスも、それと同じ感覚で捉えていただくと分かりやすいと思います。
なお、ここでいう「メンテナンス」は、私たちのお店でコーティングをされたお車に限ってお受けしています。
どのような被膜がかかっているかを把握しているからこそ、使える液剤も、どこまで手を入れられるかも、責任を持って判断できるからです。
他店でコーティングをされたお車についても、洗車や今の状態の診断、そこからの施工メニューのご提案はおこなっていますので、まずはご相談ください。
プロは、まずどこを見ているか
メンテナンスでお車をお預かりした際、私たちが最初にどこを見ているのかをお話しします。
普段ご自身でお車のコンディションを確認される際にも、きっと役立つはずです。
私たちがまず目を配るのは、ボディ表面にできたウォータースポットやシミの状態です。
目視した段階で、落とせそうか、少し手強そうかの当たりをつけます。
続いて実際に水をかけてみて、水滴の弾かれ方や水引きの様子を観察します。
ただしここで、ひとつ補足をさせてください。
水を弾いている状態そのものが、イコール「コーティングが効いている証拠」というわけではないんです。
水弾きは、あくまで今の状態を見るための目安のひとつ。お客様にもいちばん分かりやすいのでご説明に使いますが、水弾きとコーティングの寿命が一致するわけではありません。
「水を弾かなくなったから、もうコーティングが取れてしまった」とは一概に言えません。この点は、ぜひ知っておいていただきたい大切なポイントです。
それから、パネルの合わせ目やパーツの際といった「細部の汚れ」を確認します。
ここまで観察すれば、普段どんな場所に停めていて、どのくらいの頻度で、どんな道具で洗っているかは、だいたい想像がつきます。
そのうえで綺麗に戻して、最後のお引き渡しのときに「次回はここも気にしておいてください」というお話をします。
メンテナンスで戻るもの、戻らないもの
メンテナンスをおこなえば、お車は必ず綺麗になります。
前と後の差は、どんな状態のお車でもはっきり出ます。
その一方で、シミの中には「これはもう落ちない」というものもあります。
そういうときは、状況をそのままお伝えして、この仕上がりで良いかを確認しています。
私たちの基準は、正直にいうとかなり厳しめです。
それでも最終的に決めるのは、日々そのお車に乗られているご本人だと思っています。
こちらの目には気になる跡があったとしても、ご本人が「ここまで綺麗になれば十分」と感じられるなら、それが答えです。
こうした「どこまで戻せるか」という線引きについて、あらかじめ知っておいていただきたい重要な点があります。
それは、コーティングの性能とは関係のないところで付いてしまった跡についてです。たとえば先ほどの、水道水をかけっぱなしにして乾いてしまった跡などは、メンテナンスの範囲を超えてしまうことがあります。
施工後の「ふたつのお願い」を、しつこいくらいお伝えしているのは、そのためです。
「もう手遅れかも」と思っている方へ
「しばらくメンテナンスに出せていなくて、もう手遅れかもしれない」
そう思って来店をためらっている方も、きっといらっしゃるのではないでしょうか。
実際のところ、そこまで放置されてから持ち込まれるケースは、ほとんどありません。
多くの方は、ご案内のハガキが届いたタイミングで、点検のような感覚でご来店くださっています。
仕上がりを見て驚かれる方が、本当に多いです。「まさかここまで戻るとは思っていなかった」という表情をされます。
忙しくて洗車の手が回らなかった時期があったとしても、どうか諦めてしまわないでください。


「もう手遅れだから」とご自身で決めつけてしまう前に、まずは一度私たちにお車を見せていただければ幸いです。
なぜ、メンテナンスで戻せるのか
ここで少しだけ、コーティング剤のお話をさせてください。
私たちは現在、セラミックコーティングを中心に施工しています。
もともとは一般的なガラス系コーティングを扱っていましたが、アフターケアを考えるほど、「メンテナンスで戻せること」を重視するようになりました。
私たちが主に使っているセラミックコーティングの特長のひとつが、薬品に強いことです。
強い液剤が使えるため、雨ジミやウォータースポットを、被膜を傷めずに落とせる範囲が広がります。
「シミがつかない」ということではありません。屋外を走る以上、つくものはつきます。
でも、ついてしまったシミを、メンテナンスで戻せる。ここが大きいと考えています。
撥水が落ちにくいことも、セラミックの良さです。
最初に導入したファインラボは、細かい傷が戻る自己修復の性能があること、そしてメーカーがデータを公開し、製品を更新し続けていることが決め手でした。
現在は「ファインラボ」「セラミックプロ」「ULGO」の3つのブランドを取り扱い、車種や塗装、お客様のご要望に合わせて選べるようにしています。
最後に
洗車が好きなことと、車を綺麗に保ちたいことは、別の話。
このコラムの中で、いちばんお伝えしたかったのはここかもしれません。
ご自身で洗う方にも、洗う時間が取れない方にも、それぞれ綺麗を保つ方法はあります。
コーティングは、日々の洗車を楽にしてくれるものであり、艶を上げてくれるものであり、そしてメンテナンスで戻せる土台をつくるものです。
私たちにとっての評価は、施工したその日ではなく、数年経ったあともお車が綺麗かどうかだと思っています。
日常の洗車のこと、定期メンテナンスのこと、「これってどうすればいいんだろう?」と少しでも気になったら、いつでも遠慮なくご相談ください。
ボディコーティングのメニューは公式サイトでもご覧いただけます。
公式LINE・お問い合わせフォーム・お電話など、ご都合のよい方法でお気軽にご相談ください🚗✨
LINE でご相談
「洗っているのに綺麗にならない」は、一度見せてください
洗い方が原因なのか、汚れが固着しているのか、コーティングの状態なのかは、見れば分かります。まだ施工していない方も、施工済みで「この先どう保てばいいか」を知りたい方も、お車の写真をLINEで送っていただければ、まずは状態の整理からお手伝いします。
公式LINEはこちら


