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梅雨の視界と、夏の暑さ。窓まわりで備える、これからの数ヶ月

こんにちは、Carglanz(カーグランツ)です😊

梅雨に入って、こういうご相談が増えてきました。

「雨の運転、なんだか前が見えづらくて」

「夜の対向車のライト、にじんで見えるんですよね」

雨が増えると、視界の違和感はすぐに体感として出てきます。

5月のコラムでは、ボディコーティングの選び方についてお話ししました。

今回はそこから視点を移して、窓まわりの話をしていきます。

これからの数ヶ月は、梅雨の視界と夏の暑さという、性質の違う環境が続けてやってきますよね。

窓まわりへの備え方も、それぞれに役割の違うアプローチがあるんです。

「見えにくい」は、安全の問題です

つい先日、うちで新車のテスラが納車されました。窓ガラスのコーティングは、ちょうどこれから、というタイミングでした。

そこに、雨が降ってきました。

実際に運転してみたら、視界がほとんど取れない。

普段からコーティング済みの車に乗り慣れていると、雨粒がスーッと流れる視界が「当たり前」になっていたんですね。

それが急に「見えない」に変わった瞬間、強く感じたのは 「これは汚れの問題じゃなくて、安全性の問題だ」 ということでした。

逆に言うと、見えにくい状態が「当たり前」になっていると、雨の運転の危なさそのものに気づきにくくなっていきます。「コーティングされた見えやすい窓ガラス」を一度体験していただけると、これまで自分が見えていた範囲がどれくらいだったか、気づきやすくなりますよね。

新車であっても、製造から運ばれてくるまでの間に油膜は乗ります。「新車だから何もしなくても大丈夫」と思いがちなのですが、届いてすぐの段階で「大丈夫」という状態になっていないお車のほうが、実は多いんです。

ちなみに、新車のサイドガラスは、もともと内側にUVカット、外側に撥水加工がメーカー段階で施されていることが多いです。これは標準で含まれているもので、お客様がオプションとして選ばれているものではありません。

一方、お客様がご注文時にディーラーオプションとして選ばれるのは、追加の窓ガラスコーティングです。ディーラーやメーカーによって異なりますが、フロントのみ・全面(フロント+サイド+リア)のどちらかから選んでいただくことが多いと思います。

ここで起こりやすいのが、「サイドガラスには最初から何かしらの加工がついている、と思っていたら、フロントは何もしていなかった」という状態。フロントこそ視界に直結する場所なので、ここが手付かずだと、運転中の見え方の差として一番出やすいんですよね。

雨で水が不規則に流れるフロントガラス。撥水コーティング未施工で視界が取れにくい状態
雨粒が玉にならず、流れがバラバラなのは、ガラスからのサインかもしれません

自分でも確認できる、「ガラスの今の状態」

ここで、お客様にもお伝えしているチェック方法をひとつ。

濡らしたマイクロファイバークロスで、ガラスの表面を軽く拭ってみてください。

そのとき、水が表面にベターっと薄く広がる 「親水状態」 になっていれば、ガラスはきれいに近い状態です。

逆に、水が中途半端に弾いたり、まだら模様が出るような状態だと、油膜や古いコーティング剤が残っている可能性が高いです。

この状態のままコーティングを重ねても、定着しにくいし、長持ちもしません。

うちが施工前に必ず下地処理をするのは、ガラスをこの親水状態にしてから初めて、コーティングの本来の性能が出るからなんですよ。

半年後・1年後の見え方を分けるのは、コーティング剤そのものよりも、下地処理の有無のほうが大きかったりします。

半年後・1年後の視界を分けるのは、ここでの下地処理

プロ施工で変わる「内側から見たクリア感」

お客様によく言っていただくのが、施工後に内側から見た透明度が変わるという声です。

新車ですでにきれいなガラスでも、「ガラスがクリアになった」と感じてくださる方が多いんですよね。

おそらく、コーティングの定着のしかたの違いだと思います。

一般的な市販品は、ガラスの表面にコーティングの膜を乗せていくイメージなんですね。

うちで使っている製品は、ガラス素材そのものの細かい凹凸を埋めながら、均等な膜を張っていく特性があります。

無駄な厚みを出さずに、表面の真ん中をしっかり掴むので、視界のクリア感に出てくるのかなと感じています。

窓ガラス磨き・コーティングのメニュー詳細は、公式サイトでもご覧いただけます。

市販品との違いは、「弾く強さ」より「持ち」と「油膜」

「市販の撥水スプレーでもいいんじゃない?」というご質問もよくいただきます。

これについては6月後半のブログで詳しくお伝えする予定なので、ここでは1点だけ。

市販の撥水剤は、シリコン系の成分が中心のものが多く、最初の水弾きはとてもわかりやすいんです。

ただ、シリコン系の成分は時間が経つにつれて、表面に油膜のような汚れを引き寄せやすくなる性質があります。

施工直後は「よく弾いてる」のに、しばらく経つと「ギラついて見える」「拭いても取れない曇りが出てきた」と感じる状態に変わっていくのは、この性質の影響が大きいです。

ご自身でこまめにリセットしながら掛け直すのが好きな方は、市販品でも楽しく使えますよね。

「掛け直しの手間を減らして、長く安定した視界を保ちたい」という方は、プロの下地処理付き施工のほうが、結果としてラクなことも多いです。

次の課題は、夏の暑さ。紫外線と赤外線は、別の話なんです

ここからは少し先の話になります。

梅雨が明けると、すぐに本格的な夏がやってきますよね。

ここ数年、夏の気温は明らかに上がっています。

ウィンドウフィルム(カーフィルムとも呼ばれます)は、撥水コーティングとはまったく役割の違うアイテムで、一言で言うと夏の暑さ対策です。

ここで、お話ししておきたい大事な前提があります。

お客様が知りたいのは、突き詰めると 「暑いか/焼けるか」 の二つだけ、ということが多いんですね。

実はこれ、別々の波長の話が混ざっているんです。

「焼ける」を担当しているのは、紫外線です。

皮膚の日焼けも、ダッシュボードや内装の劣化も、紫外線の仕業です。

ただ、紫外線は直接「熱い」と感じることはほとんどありません。

「暑い」を担当しているのは、赤外線です。

陽射しのジリジリした熱感は、こちらが運んできています。

つまり、紫外線100%カットのフィルムを貼っても、赤外線をカットしてくれる性能がなければ、車内の暑さは大きくは変わらないんですね。

「焼けない」と「暑くない」は、実は別の話だったんです。

遮熱性能の高いタイプのフィルムは、この赤外線をしっかりカットしてくれます。

夏の暑さ対策で選びたいのは、ここなんですよ。

ウィンドウフィルムは、後ろ周りとフロント周りで考え方が違います

ウィンドウフィルムは、後ろ周りとフロント周りで、提案する中身が大きく変わります。

後ろ周りは、プライバシー保護と遮熱の両方が選べる範囲です。

スタンダードか、遮熱性能のあるプレミアムか、どちらかでお選びいただくケースが多いです。

最近は遮熱を選ばれる方がぐっと増えました。

フロント周りは、車検基準で透過率70%以上という制約があるので、選べる商品が限られます。

ただ、運転中の暑さに一番直結するのもフロント周りなんですよね。

ここに遮熱フィルムを入れる価値は、思っているより大きいんです。

価格帯は車種によって変わりますが、後ろ周りはスタンダードで3〜5万円台から、フロント周りは10〜15万円台から、というのが目安です。

ウィンドウフィルム施工後

撥水とフィルム、組み合わせる価値

二つを並べると、それぞれの役割が見えてきます。

撥水コーティングウィンドウフィルム(遮熱)
主な役割視界の確保・雨天時の安全夏の暑さ・紫外線対策
効果を感じる季節梅雨・雨の日の運転中梅雨明け以降の真夏
主な対象窓ガラス全面(特にフロント)フロント/サイド/リアで使い分け
持続性の目安1年程度数年単位(フィルム自体は長持ち)

両方やったほうが、これから数ヶ月の運転の快適さは確実に変わります。

ただ、ご予算もありますし、何を一番ストレスに感じているかも人それぞれですよね。

雨の視界がいちばん気になるなら、まず撥水から。

夏の暑さがどうしても辛いなら、フィルムから。

そのときに一番強く感じている不快を、まず取り除くという順序で大丈夫です。

見落とされがちな話:ガラスにも、温泉成分や鉄粉の影響はあります

大分の梅雨そのものに、特別な事情があるわけではありません。

ただ、年々増えている大雨やゲリラ豪雨の頻度を考えると、視界の備えとしての撥水は、安全面でも価値が大きくなってきています。

それから、見落とされがちなのですが、ガラスにも温泉成分(硫黄)や鉄粉の影響は出ます

ボディと比べて目立ちにくいだけで、長く放置していると、硫黄分でガラスがくすんだり、通常の鱗とは違う取れにくい曇りが出てくることがあるんです。

「窓ガラスは丈夫だから」と気にされていない方も多いのですが、ボディと同じくケアの対象として捉えていただくほうが、長くきれいな視界を保ちやすいんですよね。

(季節ごとの汚れと愛車への影響については、花粉・黄砂シーズンのケアの話でも書いています。)

唯一挙げるとすれば、ワイパーが少し騒ぐかも

撥水コーティングとウィンドウフィルムは、基本的にメリットの大きいアイテムです。

唯一挙げるとすれば、というレベルでお伝えしておきたいことが一つだけ。

撥水コーティング施工後、特に輸入車で、ワイパーがビビる現象が出ることがあります。

雨を弾きすぎて、ゴムが「ビビビ…」と鳴る現象ですね。

これは、海外向け(特にアウトバーン文化圏)のワイパーアームが、押す力を強めに設計されていることが関係していると考えています。

ただ、ご安心ください。

多くの場合は、数日でワイパー側が馴染んで、自然と鳴らなくなります。

それでも気になる場合は、撥水コーティング用のワイパーゴムへ交換すれば、ほぼ解消されます。

「ある時期だけ少し気になる可能性がある」と先に知っておいていただけるだけで、過剰な心配にはならないかなと思います。

最後に

季節は、こちらの都合とは関係なく移っていきますよね。

梅雨の入り口で「見えにくい」と感じた瞬間も、夏の高速道路で「車内が暑すぎる」と思った瞬間も、その感覚はすぐ次の季節に押しやられて、記憶の奥にしまわれてしまいがちです。

ただ、車に乗っている時間そのものは、これから先もずっと続いていきますよね。

毎日の運転を、少し快適に、少し安全に。

窓まわりの整え方には、撥水コーティングとウィンドウフィルムという、役割の違う二つの選択肢があります。

「今すぐ何かしなきゃ」ではなくて、「これからの季節と、どんなふうに車と付き合っていきたいか」。

そんな視点で、ご自身の使い方に合うものを一緒に考えていけたら嬉しいです。

「ちょっと話だけ聞いてみたい」段階のご相談も、もちろん大歓迎です。

記事内でご紹介した窓ガラス磨き・コーティングや、ボディコーティング全般のメニューも、公式サイトでご覧いただけます。

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